テープ起こしとは

テープ起こしとは
テープ起こしとは、会議・講演会インタビューや座談会などの音声データを再生しながら指定された形式の文章に起こすことです。
なぜテープ起こしが必要なのか。それは、音声データのまま保存していると調べたい箇所がすぐに見付けることが難しいです。

しかし、文字化文章化した形式で保存していれば、パソコン上であれば検索をすることも可能です。印刷したものだとしても、大量の文字を流し読みすることができるので音声で1から聞くより断然効率がよくなります。

また、起こし方によっては意味を持たない言葉を削除したり、起こした文章そのものを整理し要約するなどの作業もあり、元々のデータ資料より資料としての質を高める意味合いがあります。

テープ起こしの今後
AI技術が発展を遂げていて多くの職業がAI技術にとって代わると言われている昨今ですが、テープ起こしの技術というのは、AI技術が入ってくるのは当分先だと言われています。

今回受験を考えている方で、すでに実務を経験したことがある人はよくわかると思いますが、すべてのテープが最高の環境で最高の音量で1対1のインタビュー形式とは限りません。例えばファミレスなどの主音声以外に周りの声や足音が入っている場合、会議室などの環境であっても、エアコンの音、パソコンの音、その他周辺環境の音など必ずと言っていいほどノイズが入ってしまいます。

人間の耳であればどれが必要な声でどれが不必要な声なのか判断できますが、AIではまだ判別が難しいです。必要な音声以外も拾ってしまうと、文章自体がおかしくなってしまい意味が通じなくなります。そのような状況からまだまだ人力のテープ起こしの需要は平行線か微増の傾向にあると思います。

また、仕事を発注してくださるクライアント様にあたる組織は、紙媒体の各種雑誌出版社、ウェブ限定のメディア、テレビや動画の字幕作成会社、など様々な会社から発注を受けることのできる仕事です。

紙媒体は廃休刊や発行頻度の減少などがありますが、ウェブ上での記事作りなどは増加傾向にあります。また、テレビ局が統廃合で消えるということはなかなか考えられませんし、動画配信サイトの勢いもあり動画作成者が増えているためフリーでの字幕作成依頼はとても増えています。

すでにテープ起こしを本業としているような人たちのクライアントを奪うことは難しいかもしれませんが、ウェブメディアや動画の字幕作成など新しいサービスが始まったところに参入すればフリーで受注することも夢ではありません。

自分のペースで

本業としてサラリーマンの平均月収以上稼いでいる人
週に3~4本程度の音声を受注しお小遣い程度に稼ぐ人。
自分の興味のある分野のみテープ起こしをして毎日缶コーヒーが飲めるくらいだけを稼ぐ人。

目標や目的によって様々ですが、受ける本数を自分で調整すればライフスタイルに合った働き方ができます。

また、納品日まではいつ仕事をしても大丈夫なので、例えば休日を挟んで納期があれば平日はできるタイミングだけして、休日にまとめて仕事をしても大丈夫ですし、平日にコツコツ進めて同じペースで毎日やることも可能です。

こんな力が身に付きます
① 語彙力が付きます。
普段の生活でよく耳する言葉というのは限りがありますし、生活環境によって偏りが生じてきます。

会社員であれば自社製品やサービスに関する業界の知識や言葉などはよく耳にしますし、自然と入ってくると思いますが、全く別の業界の知識や言葉というのは、聞きなれないため、一回では聞けないか聞けたとしても自信をもってこういう意味で発言しているというのは言い切れないと思います。

テープ起こしは、仕事のスタイルにもよりますが、自分の興味のない分野やあまり知らない分野のテープでも起こさなければいけないことがあります。

そうした場合に、最初は聞き間違いや、調べながら進めることが多くなるかもしれませんが、初めての納品、2回目の納品と回数を重ねるうちに制度も検索回数も初めての時より少なくなっていると思います。それがテープ起こしならではのポイントです。副業でやる人にとっても、語彙力の向上や一般常識や時事問題などに詳しくなるチャンスです。

② 検索スキルの向上
初めのうちはわからない言葉や言い回しが多いのは誰もが通る道です。その時に役に立つのがインターネットでの検索です。8割くらい自信があるけど念のためというときであれば、検索したい単語を入力すれば正しかったか正しくなかったかがわかります。

しかし、ほとんど聞き取れずに検索方法もわからないと、納品物として不完全です。検索方法を知っていることで正解にたどり着ける確立が飛躍的に向上します。

ポイントとしては、前後の文章から関連ワードを引っ張ってくる。ということです。

例えば、南海トラフ大地震という言葉の発音が悪く「南海タロフ大地震」にしか聞こえなかった場合、南海と大地震を組み合わせることによって、南海トラフ大地震というワードが出てくる可能性が高まりますし、「南海タロフ大地震」と聞こえたまま検索してみたら、もしかしたら:ということで、検索結果を正してくれるサイトもあります。

このようにどことどこが話の中で重要で、聞こえなかった単語の答えに近づくことができるかというのも、テープ起こしの仕事で重要なポイントになってきます。

また、人名や地名・商品名などで、ヶとケや龍と竜などが使われている場合は、しっかりと検索して信頼のおけるページ(地名であれば自治体のホームページ・商品名であれば製造元の公式ホームページ)を参考に入力していく。